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ガーデニング(園芸)用語辞典

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  • とう

    糖とは、植物が光合成(こうごうせい)によって作り出すエネルギー源となる物質の総称。光合成で二酸化炭素と水から作られるグルコース(ブドウ糖)をはじめ、スクロース(ショ糖)、フルクトース(果糖)など、様々な糖がある。

    植物は、葉緑体(ようりょくたい)で光合成を行い、グルコースを合成。合成されたグルコースは、スクロースなどの輸送しやすい形に変換され、篩管(しかん)と呼ばれる管を通って植物体の様々な部分へ運ばれる。

    糖は、植物が呼吸を行う際のエネルギー源となり、セルロースなどの構造多糖類(こうぞうたとうるい)は、細胞壁の主成分として植物体を支える役割を果たす。デンプンなどの貯蔵多糖類(ちょぞうたとうるい)は、光合成で作り出した余剰の糖を貯蔵し、必要なときに利用できるようにするなど、植物の成長や生命活動に不可欠な役割を果たしている。

    植物が作り出す主な糖の種類は、①単糖類(たんとうるい)、②二糖類(にとうるい)、③多糖類(たとうるい)の3つ。

    ①単糖類
    グルコース、フルクトースなど、分子がひとつだけのシンプルな糖

    ②二糖類
    グルコースとフルクトースが結合したスクロースなど、分子が二つ結合した糖

    ③多糖類
    グルコースが多数結合したデンプン、セルロースなど、多数の分子が結合した高分子化合物

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