ガーデニング（園芸）用語辞典
- 小
- 中
- 大
-
多孔質
たこうしつ多孔質とは、植物の組織や器官に多数の小さな孔（穴）が開いている状態のこと。これらの孔は、植物の様々な生理機能に重要な役割を果たしている。
葉の表皮にある気孔は、植物が二酸化炭素を吸収し、酸素を排出する際のガス交換の場となり、根から吸収した水分の一部を葉の気孔から水蒸気として放出する（蒸散：じょうさん）。蒸散は、植物の体温調節や、根から水を吸い上げるための原動力となっている。
また、根の表面には、水分や養分を吸収するための微細な毛状突起（もうじょうとっき）があり、多孔質構造になっている。さらに葉緑体を含む細胞は、光合成を行うために、光を効率的に吸収するよう、細胞壁（さいぼうへき）に多くの孔を持っている。
全国から植物園を検索
全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の植物園を検索できます。
