ガーデニング(園芸)用語辞典
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雌しべ
めしべ雌しべとは、被子植物の花の中心にある雌性(しせい)の生殖器官のこと。花が実を結び、種子を作るための重要な役割を果たしている。
雌しべは、大きく①柱頭(ちゅうとう)、②花柱(かちゅう)、③子房(しぼう)の3つから構成されている。①柱頭は花粉が最初に付着する部分。粘着性があり、花粉を捉えやすくなっている。②花柱は柱頭と子房を繋ぐ細い部分。花粉管(かふんかん)が子房まで伸びていくための通路になる。③子房は、胚珠(はいしゅ:将来種子になる部分)が入っている、ふくらんだ部分。受粉が行われると胚珠が種子に発達し、子房は果実に変化する。
花には雌しべの他に雄しべと呼ばれる雄性(ゆうせい)の生殖器官があり、雄しべは花粉を作り出し、雌しべの柱頭に花粉を運ぶ役割を担っている。植物の繁殖は、雌しべと雄しべが協力することによって成し遂げられる。
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