ガーデニング(園芸)用語辞典
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培養土
ばいようど培養土とは、植物を育てるために人工的に調合された土のこと。土は水はけが良すぎると水分が不足し、悪すぎると根腐れの原因となるが、培養土の水はけと保水性は、最適なバランスに調整されている。
また、根が呼吸しやすいように、空気の通り道を確保できる他、植物が成長するために必要な肥料成分が配合されている。一部の培養土には、病害虫を防ぐ成分が配合されている物もある。
培養土の原料は、培養土の土台となる「基本用土」、基本用土の性質を改善するために追加する「改良用土」、そして「肥料」などの添加物で構成。基本用土にはピートモス、バーミキュライト、赤玉土などが使用されており、改良用土には腐葉土、パーライト、鹿沼土などが使用されている。肥料には植物の生育に必要な窒素、リン酸、カリウムなどの肥料成分が配合されている。
培養土は、植物の種類や栽培方法に応じた物が販売されており、「野菜用培養土」、「花用培養土」、「観葉植物用培養土」、「花と野菜用培養土」、「種まき用培養土」、「挿し木用培養土」などがある。
培養土を使えば初心者でも手軽に植物を育てることができ、育てたい植物に合わせて選ぶことができる。殺菌処理された培養土を使用することで、土壌病害虫のリスクを軽減できるなどのメリットがある。
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