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ガーデニング(園芸)用語辞典

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  • 粘土鉱物
    ねんどこうぶつ

    粘土鉱物とは、岩石や鉱物が風化や化学反応によって長い年月をかけて分解され、非常に小さな板状の結晶構造を持つ鉱物に変化した物。非常に細かい粒子の集合体で、土壌の主要な構成成分のひとつである。

    粘土鉱物は極めて小さく、肉眼ではほとんど見えない大きさで、板状の結晶が積み重なったような層状構造になっている。水を吸収しやすく、膨潤(ぼうじゅん)したり収縮したりする性質や、表面に様々なイオンを吸着したり、放出したりする性質がある。

    粘土鉱物は、その化学組成や結晶構造によって様々な種類に分類される。代表的な粘土鉱物には、①カオリナイト、②モンモリロナイト、③イライトがある。

    ①カオリナイト
    純粋な粘土鉱物で白い。陶器の原料として利用される。

    ②モンモリロナイト
    膨潤性が大きい。ベントナイトという粘土の主成分。

    ③イライト
    雲母(うんも)に似た構造を持ち、土壌中に多く含まれる。

    粘土鉱物は、岩石の風化を促進して土壌を形成し、植物に必要な養分を吸着し、保持する働きがある。水を貯えて、ゆっくりと放出するため、水循環を良くする働きもある。

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