ガーデニング(園芸)用語辞典
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土壌粒子
どじょうりゅうし土壌粒子とは、土を構成している小さな固体粒子のこと。岩石が風化したり、生物の遺体が分解されたりしてできた様々な物質が、土壌粒子として存在している。
土壌粒子は、植物の根を支え、水や養分を保持する役割を果たしている。土壌中の微生物の住処となり、有機物を分解するなど、土壌の生態系を支える重要な役割も担っている。
土壌粒子の大きさは様々あり、大きさによって①礫(れき)、②砂、③シルト、④粘土などに分類される。
①礫
小石のような物。粒径が2mm以上の大きな粒子。
②砂
肉眼で見える大きさ。粒子の粒径は2mm〜0.074mm。
③シルト
非常に細かい粒子で、肉眼では見えない。粒子の粒径は0.074mm〜0.005mm。
④粘土
粘土鉱物と呼ばれる鉱物からできている。粒径が0.005mm以下の非常に細かい粒子。
土壌粒子の大きさは、土壌の性質を大きく左右する。例えば、粒径が大きい土は、水はけが良く、空気をたくさん含むため、植物の根が呼吸しやすい。粒径が小さい土は、水をたくさん保持でき、養分を多く含むため、植物の生育に良い。
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