ガーデニング(園芸)用語辞典
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単細胞毛
たんさいぼうもう単細胞毛とは、植物の表皮に生えている毛の一種で、ひとつの細胞からできているシンプルな構造の毛のこと。
ひとつの細胞からできているため、多細胞毛(たさいぼうもう)に比べて構造が単純だが、形状は様々で、細長くまっすぐな物、曲がっている物、先端がとがっている物などがある。
単細胞毛の役割は、植物の種類や生えている場所によって異なるが、一般的には①防御、②保護、③分泌、④温度調節の4つがある。
① 防御:表面を覆うことで、害虫や病原菌の侵入を防ぐ② 保護:紫外線から植物を守ったり、乾燥を防いだりする③ 分泌:粘液などを分泌し、昆虫を誘引したり、忌避したりする④ 温度調節:植物体の温度を調節する
単細胞毛の種類には、サクラソウやサンシキスミレの花弁(かべん)に見られる絨毛(じゅうもう)、または突起毛(とっきもう)、ワタの種皮表面に生えている綿毛(わたげ)などがある。
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