ガーデニング(園芸)用語辞典
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雌性配偶体
しせいはいぐうたい雌性配偶体とは、植物が有性生殖を行う際に、卵細胞を生み出すための細胞の集まり、あるいはその組織のこと。
雌性配偶体の中で卵細胞が形成され、精細胞と受精することで、新しい個体が誕生する。被子植物の雌性配偶体は、雌しべの胚珠(はいしゅ)の中に位置している。
雌性配偶体は、大胞子(だいほうし)と呼ばれる細胞が分裂を繰り返すことで形成される。この過程は植物の種類によって多少異なるが、一般的には、大胞子が4つの核に分裂し、そのうちのひとつの核が卵細胞になる。
雌性配偶体は卵細胞を産み出すことで、遺伝子の多様性を生み出し、種としての生存を可能にすることから、植物の有性生殖において非常に重要な役割を果たしている。
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