ガーデニング(園芸)用語辞典
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液胞
えきほう液胞とは、植物細胞内に存在する大きな袋状の細胞小器官(さいぼうしょうきかん)のこと。細胞液(さいぼうえき)と呼ばれる液体で満たされており、植物細胞の体積の大部分を占めることもある。
液胞は、植物細胞にとって重要な役割を果たしている。主な働きとしては、①貯蔵、②浸透圧調整、③pH(ペーハー)調整、④分解の4つ。
① 貯蔵:糖、タンパク質、無機イオンなどの栄養物質や、色素、老廃物などを貯蔵する② 浸透圧調整:液胞内の液体の濃度を調節して細胞の膨圧を維持し、植物体を支える③ pH調整:液胞内のpHを調節することで細胞内の環境を安定させる④ 分解:不要なタンパク質や老廃物を分解する
液胞の特徴は、植物細胞の種類や生育段階によって異なるが、一般的に動物細胞の液胞よりも大きく、球形や多角形など様々な形をしている。
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