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ガーデニング(園芸)用語辞典

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  • 生け花
    いけばな

    生け花(イケバナ)

    生け花とは、花や枝、葉などの植物を、生け花専用の道具や器を使って芸術的に飾り付けること。

    単に花を飾るだけでなく、植物の持つ生命力や自然の美しさを表現し、見る人に季節や心の変化を感じさせる深い意味がある。

    生け花の歴史は、仏教の伝来とともに供花(きょうか)の文化が伝わると、室町時代に華道として発展し、江戸時代には様々な流派が誕生。現代では、伝統的な技法を継承しながらも、現代の生活様式に合わせた新しいスタイルの生け花も生まれている。

    生け花の特徴は、主に①自然との一体感、②季節感の表現、③余白の美、④精神性の追求の4つがある。

    ① 自然との一体感:生け花は、自然から切り取られた植物に再び命を吹き込む行為であり、自然との一体感を大切にする思想が根底にある
    ② 季節感の表現:季節ごとの花や植物を用いることで、その季節の美しさを表現する。例えば、春の桜、夏の菖蒲(しょうぶ)、秋の紅葉など、季節の移ろいを目で楽しむことが可能
    ③ 余白の美:花だけでなく、花と花の間の空間や、花と器のバランスも重要な要素。余白の美しさを追求することで、より奥深い表現が可能になる
    ④ 精神性の追求:生け花は単なる飾り付けではなく、心身を清め、精神を安定させる効果もあると考えられている。花を生けながら自分自身と向き合い、心のバランスを整えることができる

    生け花には、様々な流派やスタイルがあり、それぞれ特徴が異なる。代表的な流派としては、池坊(いけのぼう)、小原流(おはらりゅう)、草月流(そうげつりゅう)などがある。

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