ガーデニング(園芸)用語辞典
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水苔
みずごけ水苔とは、湿地に生息するコケの一種。
水苔は、水をスポンジのように吸い込むため、植物の根を常に湿潤な状態に保つが、根が呼吸できるだけの十分な空気を通す特徴もある。根を傷つけにくく、デリケートな植物の植え付けに最適で、一部の種類には抗菌作用があり、植物病害を防ぐ効果も期待できる。
水苔の用途には、①洋ランの植え込み、②種まき、③挿し木、④苔玉(こけだま)がある。
① 洋ランの植え込み:コチョウランやデンドロビウムなど、多くの洋ランの栽培に水苔が用いられる② 種まき:水苔の保水性と通気性は、種子の発芽を促進する③ 挿し木:水苔のやわらかさは、挿し穂の根出しを促進する④ 苔玉:苔玉を作る際の材料として水苔が使われる
水苔は酸性なので、アルカリ性の土壌を好む植物には不適。また、長く使っていると雑菌が繁殖することがあるため、定期的に交換する必要がある。
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