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ガーデニング(園芸)用語辞典

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  • 腐植化
    ふしょくか

    腐植化とは、動植物の死骸や落ち葉などの有機物が、土壌中の微生物によって分解され、腐植(ふしょく)と呼ばれる物質に変化する過程のこと。

    腐植化のメカニズムは、土壌中のバクテリアや菌類などの微生物が、土壌に含まれる有機物を小さな分子に分解し、さらに微生物が複雑な構造を持つ腐植に再合成する。腐植は土壌粒子(どじょうりゅうし)を結びつけ、団粒(だんりゅう)と呼ばれる粒状の構造を作成。この構造は、土壌の通気性や保水性を高めるため、植物のが張りやすくなる。

    また、植物に必要な窒素リン酸カリウムなどの養分をゆっくりと供給し、植物の生育を促進する。さらに、腐植は土壌微生物の活動に必要なエネルギー源となり、微生物の多様性を高め、土壌中の重金属と結合し、植物への吸収を抑制する働きもある。

    マメ科植物などの緑肥(りょくひ)を栽培して土壌にすき込み、家畜糞尿や生ゴミなどを堆肥化し、土壌に施用することで腐食化を促進することができる。

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