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ガーデニング(園芸)用語辞典

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  • 種皮
    しゅひ

    種皮(シュヒ)

    種皮とは、植物の種子の外側を覆っている皮のこと。卵の殻のように、種子の中にある胚(はい:将来、新しい植物になる部分)を保護する役割を担っている。

    種皮は、乾燥、寒さ、熱、病原菌など、外部からの様々な影響から胚を守り、環境条件が生育に適さない時期に種子の発芽を抑制し、適した時期まで胚を休ませる役割がある。種子を遠くへ運ぶための構造を持つ種皮もあり、植物の分布を広げる役割を担っている。例えば、風で運ばれる綿毛や羽(翼)、トゲなど。

    種皮の構造は、一般的に外種皮(がいしゅひ)と内種皮(ないしゅひ)に分けられる。外種皮は、種子の外側を覆う部分で、種子の保護が主な役割。内種皮は、外種皮の内側にある部分で、胚を直接覆っていることが多い。

    種皮には、硬くて丈夫な皮を持ち、乾燥に強く、長い間休眠することができるマメ科植物の種子や、小さな皮に包まれ、風によって遠くに運ばれるコケ植物の胞子がある。厚くて硬い皮を持ち、海流に乗って遠くに運ばれることがある椰子(やし)の種子もある。

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