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ガーデニング(園芸)用語辞典

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  • 苦土蛭石
    くどひるいし

    苦土蛭石とは、自然界に存在する鉱物の一種で、加熱処理して膨張させた土壌改良材のひとつ。苦土蛭石は加熱するとポップコーンのように膨張し、軽くて多孔質(たこうしつ)な構造になる。膨張することで水をよく吸着するため、保水性に優れている。

    多孔質な構造は、への通気性が良くなり、根腐れを防止。加熱処理によって雑菌が死滅しているため、清潔で安全に使用することができるだけでなく、土壌のpH(ペーハー)を大きく変えることがないため、多くの植物に適した土壌改良材である。

    苦土蛭石は、①種まき、②挿し木、③植え、④ハイドロカルチャーに使用することができる。

    ①種まきでは、苦土蛭石を培地(ばいち)として使用することで、発芽率の向上に役立つ。
    ②挿し木では、発根(はっこん)を促進。
    ③鉢植えは、市販の培養土に混ぜて使えば、の保水性や通気性が改善する。
    ④ハイドロカルチャーとしては、単体、または他の培地と組み合わせて使用する。その他、生け花の保水剤としても使用できる。

    バーミキュライトは、苦土蛭石を加熱処理して膨らませた物。そのため、苦土蛭石とバーミキュライトは同じ物を指すことが多いが、厳密には苦土蛭石は原料の鉱物名、バーミキュライトは製品名である。

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