ガーデニング(園芸)用語辞典
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葉摘み
はつみ葉摘みとは、植物の葉を一部、またはすべて摘み取る作業のこと。特に、果樹栽培において、果実に十分な日光を当てて色づきを良くし、樹勢を調整したりするために行われることが多い。
葉摘みは、果実の着色向上、樹勢の調整、病害虫の防除、収穫量の調整を目的で実施する。りんごなど、果皮の色が重要な果樹では、葉を摘み取ることで果実に直接日光が当たり、より美しい色に仕上がる。葉が多いと植物は活発に成長するが、葉を摘み取ることで成長を抑え、樹勢を調整することが可能。葉を減らすことで、病害虫の発生を抑える効果がある他、果実の肥大を促進し、収穫量を増やすこともできる。
摘む葉は、果実に影を作っている葉、密生している葉などを中心に摘み取る。摘む時期は、果実が大きくなり始めた頃に行うことが多いが、品種や栽培方法によって異なる。
葉摘みの注意点は、翌年の花や果実を付けるための大切な花芽を誤って摘み取らないこと。また、葉を取りすぎると樹勢が弱まり、病害虫に感染しやすくなることがある。
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