ガーデニング(園芸)用語辞典
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下葉
したば下葉とは、植物の根に近い部分に生えている葉のこと。下葉に対し、植物の茎の上の方、つまり光に向かって伸びる部分に生えている葉のことを「上葉」(うわば)と言う。
下葉は植物の生育において重要な役割を果たしており、植物の成長に必要な栄養を光合成で作り出し、その栄養は茎や根へと運ばれ、植物全体の成長を支える。
下葉は古くなるにつれて光合成能力が低下するため、最初に老化し落葉するが、植物によっては養分を貯蔵する役割を持つようになることがある。
古い下葉は、病害虫がつきやすくなるため、下葉の色や形を観察することで、植物が健康かどうか、あるいは病害虫に感染していないかなどを判断することが可能。病害虫に感染すると、植物全体に病気が広がる原因となることがある。
下葉は一般的に上葉に比べて小さいことが多い。葉の形は、植物の種類によって異なるが、上葉と比べて形が単純だったり、切れ込みが入っていたりする下葉がある。古くなると緑色が薄くなったり、黄色や赤色に変わったりする。
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