ガーデニング(園芸)用語辞典
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矮性
わいせい矮性とは、植物がその種類の標準の大きさよりも草丈や樹高が低い小形の状態で成熟することを意味する。要因は環境条件や遺伝子の突然変異などであるが、人為的に手を加えて矮化されることも多い。薬品により矮化された種を「矮性種」、「矮性植物」と呼ぶ。「ドワーフタイプ」と同義である。
1960年代(昭和35年〜)頃に団地が増加すると、ベランダでも楽しめるような矮性種が普及し始め、その後急速に公園や庭へと広まっていった。本来は2m程あるヒマワリにも背丈が30〜40cm程度の矮性種が生まれ、花束やアレンジメントに人気を博している。
矮性種は薬品で処理された物が多いため、翌年以降になり薬品の効果が切れると本来の大きさに育つことが多い。また、矮性種のこぼれダネから発芽した場合も同様で、本来の大きさを取り戻すことになる。
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