ガーデニング(園芸)用語辞典
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ロゼット植物
ろぜっとしょくぶつロゼット植物とは、タンポポなどのようにロゼットの状態で越冬する植物のことを意味する。ロゼットとは、地際にある極端に短い茎から地面に張り付くように出た葉が幾重にも重なり、放射状に広がった状態のこと。この状態を真上から見た際、バラの花のように見えることが名前の由来となっている。また、根際から生じた葉は「根出葉(こんしゅつよう)」や「根生葉(こんせいよう)」と呼ばれており、ロゼット植物はこれらのうちの一種。
宿根草や越年草が冬越しする際に、地際でロゼット状になる物が多いことから、ロゼットは越冬するために適した状態なのではないかと考えられている。しかし、タンポポやオオバコなどの場合、終生ロゼット状の葉しか生じない。そのため背丈が低く、周囲に背丈の高い植物が現れると生育できなくなってしまうと言う難点もある。
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