ガーデニング(園芸)用語辞典
- 小
- 中
- 大
-
ロゼット
ろぜっとロゼットとは、茎の節間が非常に短く、ほとんどの葉が同じ高さで重なり合い、平面的かつ放射状に生え広がった葉の状態のことを意味する。
また、根や地下茎から直接生えているように見える葉のことを「根出葉(こんしゅつよう)」や「根生葉(こんせいよう)」という。根出葉が放射状に生えた状態を真上から見た形がバラの花に似ていることに由来して「rosette(ロゼット)」と呼び、そのようにして生えた個々の葉のことは「ロゼット葉」と呼んでいる。
前年に発芽し、越冬して春から成長する越年草や宿根草にロゼット葉が多く見られる。これらの植物は春になり暖かくなると茎を伸ばして葉を生やす物が多い。このようにロゼットの状態で越冬する植物は「ロゼット植物」と呼ばれている。しかし中には、タンポポやオオバコなどのように越冬したあともロゼット葉のみを生じる物もある。
全国から植物園を検索
全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の植物園を検索できます。