ガーデニング(園芸)用語辞典
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冷涼地栽培
れいりょうちさいばい冷涼地栽培とは、長野県や群馬県を中心とした、夏季の冷涼性を生かして行なう栽培のことを意味する。「高冷地栽培」とも呼ばれ、一般に標高500m以上で平均気温が10℃を下回る産地で行なわれる栽培である。主に収穫される野菜はキャベツやダイコン、ブロッコリーなど主に冬が旬にあたる野菜類。これらの野菜は「高原野菜」として平地の夏の暑い時期にも流通し、食卓を彩っている。
冷涼地栽培は「抑制栽培」の代表的なひとつとして数えられることもある。抑制栽培とは通常よりも生育、収穫、出荷を遅らせる栽培方法のこと。ハウスを利用した気温のコントロールなどがその方法である。つまり、冷涼地においては、収穫、出荷を遅らせる環境作りが人の手を加えずに自然に行なわれることから抑制栽培のひとつと捉えられる。
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