ガーデニング(園芸)用語辞典
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緑枝
りょくし緑枝とは、樹木に新しく発生した枝である新梢が、まだ完全に茶色く堅く木質化していない、緑色の枝の部分を意味する。新梢の成熟度合いで、「緑枝」、「半熟枝」、「熟枝」と呼び方が変化していく。緑枝は、伸びたばかりでみずみずしく生育も盛んである一方で、熟枝は、硬化が進み木質化した枝である。
緑枝の内部には発根を阻害する物質が少ないため、挿し木やつぎ木の穂木として利用すると根が出やすく活着もしやすい。そのため、活着しづらい木本植物の繁殖を行なう際に、緑枝が使われることが多々ある。また、挿し木には「枝挿し」と言われる方法があり、その際に、生育中の緑枝を利用する場合を「緑枝挿し」と言う。その他に、半熟枝を利用する物は「半熟枝挿し」、完全に木質化した熟枝を使って挿し木とするときは「熟枝挿し」と呼ぶ。
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