ガーデニング(園芸)用語辞典
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両性花
りょうせいか両性花とは、被子植物のうちひとつの花に雄しべと雌しべの両方を持つ花のことを意味する。同義語は「両全花」「雌雄同化」。対義語は「単性花」である。
アサガオやタンポポといった被子植物の70%以上は雄しべと雌しべの両方を持っている。両性花は自分の花粉が雌しべにかかり自家受粉をしやすくなる。これを少なくするために雌しべは雄しべより長くなっており、距離も少し離れている。また、雄しべと雌しべが成熟する時期がずれていることで自家受粉が回避する物があり、これを「雌雄異熟花」と呼ぶ。アブラナ科やオオバコ科は雌ずい先熟であり、キク科、セリ科は雄ずい先熟である。
雄しべと雌しべの他に花弁、萼のすべてを持つ花を「完全花」と言うがこれは両性花とは同義語ではない。
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