ガーデニング(園芸)用語辞典
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罹病性
りびょうせい罹病性とは、植物が病気に対する抵抗力を持たず、簡単に侵される性質のことを意味する。これの反対の言葉として「耐病性」がある。
植物の病気には、生物が起こす物、菌類や細菌が起こす物、肥料の過不足や温湿度、大気汚染物質、土壌の有害物などが原因の物などがある。多くの植物は進化の過程で抵抗力を持つようになり、また植物栽培における品種改良でも罹病性をなくす病気への抵抗力を持たせてきた。
例えばイネのいもち病は、イネの品種改良によりいもち病に対する抵抗力を持たせてきている。品種によって病気にかかる物とかかりにくい物があるが、病気に侵されやすい品種のことをいもち病菌に対する「罹病性品種」と呼ぶ。また品種改良により耐病性を持った品種であっても、病原が変異し罹病性を持つようになることがある。
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