ガーデニング(園芸)用語辞典
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4倍体
よんばいたい4倍体とは、「しばいたい」とも呼ばれ、基本数の四倍の染色体を有する個体のことを意味する。普通の植物体(2倍体)にコルヒチン処理を加えることで得られ、巨大になることが多い。
この4倍体は、体細胞分裂の乱れによってできる場合と、減数分裂が行なわれずにできた2倍性の配偶子の合体によってできる場合がある。また、突然変異により自然に出現したケースも。人為的に作られた4倍体のトマトやキャベツは、2倍体と比べてビタミンを多く含む。トウモロコシではビタミンAが多く含まれており、良い成果が得られている。他にも、本来2倍体であるスイカをコルヒチン処理し4倍体にしたあと、4倍体の雄しべに2倍体の花粉を受粉させ3倍体にすることで「種無しスイカ」を作るなど、農作物の遺伝的改良に利用されている。
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