ガーデニング(園芸)用語辞典
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幼苗接ぎ木
ようびょうつぎき幼苗接ぎ木とは、増殖を目的とする接ぎ木方法を意味する。具体的には、発芽して間もない幼苗を切り取って他の植物体に接着させ、独立した個体に養成するといった方法である。
「富有ガキ」を例に挙げると、子葉直上部の茎径が3mm以上の苗を選び、太さが同じくらいの穂木と接ぎ、接ぎ木部分を固定し、直射日光を避けて育成させる。また、キュウリが本葉1葉期、ナスやトマトが4〜5葉それぞれ接ぎ木に必要だった物を、幼苗接ぎ木の技術の開発によって、キュウリでは双葉の展開前、ナスやトマトにおいては2〜5葉程度の苗で接ぎ木を可能にした。
幼苗接ぎ木を利用することで、低樹高で管理できるポット栽培が可能になった他、連作対策や農薬を減らした栽培もできるとあって注目されている。
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