ガーデニング(園芸)用語辞典
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幼苗接種
ようびょうせっしゅ幼苗接種とは、耐病性判定方法のひとつで、特定の病原菌を幼苗期に接種し、抵抗性をみるテストのこと。限られたスペースでの大量の検定の際に用いられるテストでもある。同じ条件下で接種しても発病する・しないに分化されるが、その菌系統を意味するレースの種別や、殺菌剤の開発にも活用されている。
テンサイの幼苗接種を例に挙げると、「苗立枯病(なえたちがれびょう)」という病気が発芽から幼苗期に発生しやすい。苗立枯病にかかってしまうと倒状枯死し、欠株となってしまう。
病気に対する抵抗性品種を作るために幼苗接種を行なう。栽培コストの低減や省力化にも繋がり、さらに使用薬剤の低減や直播栽培の普及にも繋がってくるのである。
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