ガーデニング(園芸)用語辞典
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陽生植物
ようせいしょくぶつ陽生植物とは、日当たりが良く明るい場所で生育する植物のことを意味する。ヒマワリ、タンポポ、アサガオ、イネ、トウモロコシなど、草原にある植物や田畑で作られる作物の大部分の物がこれに当たる。「陽地植物」と同義である。
とりわけ、陽生植物の樹木を「陽樹」、陽生植物の特徴を持つ葉を「陽葉」と言う。陽生植物は呼吸量が多いことから、光飽和点(受け入れられる光の量)が高く、強い光の下では光合成のスピードが速くなる。また、光補償点(呼吸と光合成の速度が等しくなる光の強さ)が高いため、日陰などの弱い光の下では栄養を使い果たして生育できなくなってしまう。一般的に日の光が当たる場所は、風の通りが良く乾燥するので、陽生植物は乾燥に強いという性質も持ち合わせている。対義語として、日陰でも生育できる「陰生植物」がある。
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