ガーデニング(園芸)用語辞典
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容水量
ようすいりょう容水量とは、農地の土壌が重力に逆らって保持できる全水分含量のことを意味し、さらに、最大容水量と圃場容水量とに分かれる。
土壌が水分を保持することができる最大の容量のことを「最大容水量」または「飽和容水量」と定めている。土壌を水分で飽和させた状態にして含水率を測定し、蒸発を防ぐために表面をカバーしてから、再度含水率の変化を測定する容水量のことを「圃場(ほじょう)容水量」と言う。
圃場容水量の測定は、含水率の変化速度が小さくなったときを「排水が止まった状態」つまり圃場容水量とみなしている。さらに、水の下降運動は終止点がなかなか決めにくい。そのため、測定してから24時間を目途に終止点としている。また、自然の中で測定する場合は、降雨後1〜2日後を重力水が排除された状態とみなし、測定すると良い。
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