ガーデニング(園芸)用語辞典
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葉鞘
ようしょう葉鞘とは、葉の基部が鞘 (さや) になり、基を巻いている部分のことを意味する。主に、イネ科の植物やススキなどの単子葉植物に多いが、セリ科などの双子葉植物の葉にも見られる。
葉鞘は、いずれ葉に移行していく部位。切れ目の全くない筒形でできた形の物と、1枚の紙をぐるりと巻いた状態の形の物の2種類に分けられる。単子葉植物が発芽するときに、芽が生えてくるのを守るようにできた鞘のことを「子葉鞘」、または「幼葉鞘」と呼ぶ。
葉鞘の入り口に、薄い膜状になった葉舌と肥厚した部分が広がった鞘耳を持つ植物もある。また、ネギの白い部分を「葉鞘部」と呼び、この部分は食用となる。葉鞘部の土寄せをして軟白部を長く育てる長ネギと、葉鞘部の短い葉ネギがあり、土の性質から前者は関東以北で、後者は西日本で栽培されることが多い。
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