ガーデニング(園芸)用語辞典
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葉腋
ようえき葉腋とは、茎と葉の接続部分の一部で、茎の側方にある葉の表側の付け根の部分を意味する。葉腋には、茎頂分裂組織である側芽(そくが)が発生し、これが成長して茎や花、葉などに分化し、やがて枝である側枝(そくし)となる。
この側芽は、種子植物においては一般的に葉腋に発生するため、「腋芽(えきが)」とも呼ばれる。また腋芽は、ふつう茎の先端にある頂芽(ちょうが)よりも発育が遅い。こうした、頂芽の発達が優先される現象を「頂芽優勢」と言う。これは、頂芽が分泌している植物ホルモンの作用により、腋芽の成長が抑制されているため。一方で頂芽を切り取ると腋芽の成長が促進されるため、側枝を発達させたい場合などには頂芽の剪定をすると効果的である。
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