ガーデニング(園芸)用語辞典
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輸送園芸地帯
ゆそうえんげいちたい輸送園芸地帯とは、都市から離れたところで作物を栽培し、輸送機関を使って都市へ生産物を出荷する農業を意味する。対義語は「近郊園芸地帯」。
輸送園芸地帯は、交通手段が発達したことによって、都市から離れていてもその土地の土壌や気候といった自然条件を利用して出荷することができるようになり発展した。温暖な地域では促成栽培をし、高地では涼しい気候を利用して抑制栽培をすることで生産物を大量消費地に向けてより有利な販売条件で出荷することができる。
例えば中部地方の高冷地のキャベツ、レタス、九州や伊豆などのきゅうり、トマト等は古くからある輸送園芸地帯の典型。海外からも低コストで生産された野菜が入ってくるようになったため、適地適作とともに競合産地の様子や鮮度保持等も重要な要素となっている。
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