ガーデニング(園芸)用語辞典
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有機質肥料
ゆうきしつひりょう有機質肥料とは、動植物などに由来する原料からできている肥料を意味する。
主な有機質肥料として、大豆や落花生、菜種、とうもろこしなどの植物種子から油を絞ったあとに残る油かすや、サンマ、イワシ、マグロなどの魚を乾燥させて砕いた「魚粉」がある。また、窒素やリン酸を多く含み栄養豊富なニワトリの糞を乾燥させた「鶏糞」、落ち葉やワラを積み重ねて腐らせた「堆肥」、リン酸を多く含む牛などの骨を蒸して砕いた「骨粉」なども該当。有機質肥料は「天然肥料」とも呼ばれる。土壌に混ぜ込むと土壌中の微生物によって分解され、それを植物が吸収して養分となるため、速効性はないが長期間の効果が期待できる。反対に、速効性があり、硫安や尿素、硝安などの科学的に製造された肥料を「化学肥料」または「化学質肥料」と言う。
どちらの肥料にも長所や短所があるため、栽培する作物に合わせた物を選ぶことが重要である。
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