ガーデニング(園芸)用語辞典
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野生種
やせいしゅ野生種とは、栽培植物のもととなる祖先にあたり、人工的に品種改良される前の種を意味する。「原種」とも言う。栽培されている野菜や花などの園芸品種のすべては、この野生種から発展した物。様々な遺伝子を持つ野生種は、品種改良においても重要な役割を担う。
例えばバラの場合、中国原産の野生種「コウシンバラ」がヨーロッパに渡り、四季咲き性のバラの作出に繋がった。他にも野生種には、カサブランカやオリエンタル・ハイブリッドの親である日本原産の「ヤマユリ」や、パンジーの親である「ビオラ・トリコロル」などがある。これらの野生種は、改良種に比べると花の色や形などで劣る場合が多い。その素朴な容姿を好む愛好家もおり、また様々な環境に適応する能力が優れている。
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