ガーデニング(園芸)用語辞典
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ヤゴ
やごヤゴとは、切り株や木の根もとから不規則に出てくる勢いの良い若い枝や若い芽のことを意味する。「ひこばえ」、「余蘖(よげつ)」とも呼ばれている。 一般にヤゴと言えばトンボ類の幼虫のことを指すが、園芸においてのヤゴはこれとは異なる。
春から夏にかけての成長期に多く出てくるヤゴは、生育が盛んなことから幹の栄養を奪い肥大を妨げる原因となる。その他、樹木全体を弱らしてしまうこともあるため不要枝に分類される。そのためヤゴが出てきたらただちに剪定することが重要。しかし森林を伐採したあと、切り株から出たヤゴによって新たな森林を構成する場合があり、このような現象を「萌芽更新(ほうがこうしん)」と呼ぶ。
また、ひこばえを漢字で書くと「蘖」や「孫生」となり、俳句の世界では春の季語としても有名だ。
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