ガーデニング(園芸)用語辞典
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八重咲き
やえざき八重咲きとは、花弁の数がその種の基本数より多くなっている物を意味する。
本来の数の物は「一重咲き」と言い、八重咲きはその奇形である。野生種ではほとんど見られないが、花弁が多く華やかなため観賞価値が高まり、改良された品種が広く出回っている。花弁数の増加はカーネーションのように花弁自体が増えた物、バラのように雄しべや雌しべ、あるいは萼片が花弁に変化した物、アサガオのように花弁が裂けてそれぞれ大きくなった物などがある。
八重咲きは遺伝的に劣勢であることが多いので、種子繁殖する物では採種や苗の選別に特別な技術が必要。例えば雄しべと雌しべが弁化したストックの場合は、種子ができないため八重咲きの可能性を持った一重咲きの株から種子を採り、子葉の色や形から八重咲き株を選別している。
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