ガーデニング(園芸)用語辞典
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もち病
もちびょうもち病とは、糸状菌(カビ)による植物の伝染病を意味する。サザンカやシャクナゲなどツツジ類、ツバキ類に発生が見られ、新芽や葉が膨れ、まるで焼きもちのように厚く膨らむことが名の由来である。その状態のまま放置しておくと、発病してもち状態になった部分が白いカビで覆われ、胞子が周囲に飛散し伝染してしまう。悪化すると最後はつぶれたように変形し、黒褐色となって枯れる。そのため感染を確認したら白いカビに覆われる前に除去して伝染源を断つことが大切。さらに念のため、「サンボルドー」などのもち病用薬剤を全体にむらなく散布しておくと安心だ。
もち病は湿気の多い梅雨期から夏にかけて発生が多く、特に雨が多い時期や日照不足になると発生しやすい。密植を避けて定期的に剪定を行ない、日当たりや風通しを良くすることが予防に繋がる。
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