ガーデニング(園芸)用語辞典
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木質化
もくしつか木質化とは、草本植物の茎の部分が、徐々に木のように固く茶色く変化する現象を意味する。この現象は、植物の細胞壁中に、「リグニン」と呼ばれる物質が増えることによって、その作用で固くなった物である。このリグニンとは、植物の維管束に存在する物質で、細胞壁中の「セルロース」と合体することにより、組織を固くする働きを持つ。樹木の幹が固いのも、この作用による物である。
この現象が草本植物で現れたのが木質化であり、草を木のような固い茎を持つ性質に変化させる。木質化が見られるのは、キクやトマト、マーガレット、ポインセチアなど多くの植物。また、タケは茎部分が木質化している物である。
木質化は「木化(もくか)」とも言われることも。
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