ガーデニング(園芸)用語辞典
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実止まり
みどまり実止まりとは、果実を形成することを意味する。つまり、「結実(けつじつ)」、「結果(けっか)」のことを指す。
果実の成長が始まって間もない頃は、子房壁または花たくの盛んな成長と、花柄部分に形成される離層組織との間で栄養の奪い合いが行なわれる。この競合で子房壁などの成長が負けると幼果は落果する。このような状態を過ぎ結果が安定すると、園芸分野では「実止まりした」と言う。
また果樹のように何年もの間、結果を繰り返す作物の場合、過剰に結果した翌年には結果数が減少するという現象が起こる。このような現象のことは「隔年結果」と呼ばれ、園芸生産の上では良くないことである。そのため、敵蕾(てきらい)や摘果などを行なって毎年安定した結果数を維持することが重要となる。
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