ガーデニング(園芸)用語辞典
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間引き
まびき間引きとは、植物や野菜などを栽培する際に適期に必要な株以外の物を抜き取ることである。苗の段階では密集させて育てた方が育ちが良くなるため、種子は必要とする苗の倍以上の量ほど蒔く。その際、根を張るスペースが共有され健全に育たなくなることから、間引きが必要となる。
間引きの際は、生長の遅い物、徒長した物、奇形の物などを選んで引き抜く。一度にすべて間引いてしまうとその後の苗の生長を妨げることがあるので、葉同士が触れ合ってきたら随時行なって最終的に必要な数だけ残すようにする。
間引きは本来、株間を空けるのが目的なので、両方健全な苗でもどちらか一方は引き抜く。幼い苗は乾燥や加湿に弱いため、土の湿度には配慮が必要である。間引きが遅れると、苗が伸びすぎて生長してももとには戻らないので、タイミングを逃さないよう注意する。また、間引きせずに育てると、苗がやせ細ったり大きさに差が出たりして、一部が枯れてしまうこともある。
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