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ガーデニング(園芸)用語辞典

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  • マグネシウム欠乏
    まぐねしうむけつぼう

    マグネシウム欠乏とは、植物の必須元素であるマグネシウムが不足したために起こる植物の病害のことを意味する。「苦土欠」とも言う。
    植物の葉緑素はマグネシウムがあるため緑色をしている。このため、マグネシウムが欠乏すると葉緑素の生成が抑制され、下葉などの古い葉から欠乏症が起き、次第に葉脈間が黄色になる。これを「クロロシス」と言う。さらに症状が進むと、葉は茶色に変色し次第に枯れてしまう。葉が枯れてしまうことで光合成が行なわれず、栄養不足におちいり収量が減少し、野菜の甘みが減るなど品質が低下する。またケイ酸の吸収も抑えられ、きゅうりはうどんこ病に、稲はいもち病にかかりやすくなってしまう。
    火山灰土壌や酸性土壌ではマグネシウムは溶け出しやすく欠乏症が発生しやすい。そのため苦土石灰を水に溶かして株もとにまく、硫酸マグネシウムを葉に塗布するなどして対策を採ると良い。

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