ガーデニング(園芸)用語辞典
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本圃
ほんぽ本圃(ほんぽ)とは、植物の苗や苗木を、苗床で一定期間育てたあとに、本格的に育てるために植え替える圃場(ほじょう=囲まれた畑などの土地)を意味する。
一般的に、発芽したばかりの植物は、雨や風、温度変化といった気象条件の影響を受けやすく、病気や虫などの被害に遭いやすい。そのため、発芽からの一定期間、生育に必要な湿度や温度を保った環境で苗を育てる。その後、田や畑などに植え替えることで、品質の良い植物や農作物を得ることが期待できるのである。
このように苗を育てることを「育苗」あるいは「苗づくり」といい、苗づくりの場を、「苗床(なえどこ)」、「苗圃(びょうほ)」、水稲の場合には「苗代(なわしろ)」と呼ぶ。植え替える場所となる田や畑、菜園などが本圃であり、本圃に植え替えることを「定植」と言う。
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