ガーデニング(園芸)用語辞典
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穂木
ほぎ穂木とは、接ぎ木栽培を行なう際の上部にあたる植物のことを意味する。下部の植物は「台木」と言う。台木と穂木を繋ぎ合わせ接ぎ木することで、品種の良い果樹を増やすことができる。
穂木を採取する時期は12〜2月頃が良いが、接ぎ木を行なうのは3月下旬〜4月中旬が適期。そのため、採種した穂木は適期が来るまで芽が出ないよう冷蔵庫で保管しておく必要がある。冷蔵庫に保管する前に、穂木の乾燥を防ぐ目的で蝋揚げ(ろうあげ)と言う作業を行なう。接ぎ木用の蝋もしくは、ろうそくの蝋でも代用できるが、湯煎で溶かした蝋に1〜2秒間穂木を浸し、穂木全体をコーティングする。これにより切り口から水分の蒸発が防ぐことができるのだ。そして、蝋揚げした穂木を新聞紙とビニール袋でくるみ、氷点下にならないように注意し、さらに定期的にカビや変色がないかを点検して接ぎ木の時期に備える。
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