ガーデニング(園芸)用語辞典
- 小
- 中
- 大
-
ほう素欠乏
ほうそけつぼうほう素欠乏とは、土壌に含まれているほう素が減ることで、植物に障害が起きること。
ほう素の水溶解度は、土壌のpHで大きく変化する。ほう素は、酸性の土壌で水に溶けやすい。そのため、このときに降雨や潅水が多すぎるとほう素は土から流れ出してしまい、ほう素欠乏の原因となる場合がある。
また、逆にアルカリ性が強い土壌ではほう素は水に溶けなくなってしまい、植物が吸収できなくなるため、これも欠乏の原因となる。
ほう素欠乏になると葉物の野菜では上の方の葉から黄化し始め、横側から枯死する。その後、上の方の葉がデコボコした感じになり、両脇部分から白く枯死してしまう。
ほう素欠乏に対する耐性は作物ごとに異なるが、ハクサイを含むアブラナ科の植物は特に弱い。ハクサイであれば、作物体中にほう素が10pp以下しか含まれていないと欠乏のおそれがあるとされている。
全国から植物園を検索
全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の植物園を検索できます。