ガーデニング(園芸)用語辞典
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ほう芽抑制剤
ほうがよくせいざいほう芽抑制剤とは、植物のほう芽を人為的に遅らせることのできる薬剤を意味する。
ジャガイモなどの作物は、萌芽をしてしまうと、生食用品種としての価値が著しく損なわれ、加工用やでんぷん原料用でも消耗や歩留まりの低下、品質の劣化が起こる。そのため、貯蔵中の萌芽を防ぐためにいろいろな方法が検討されており、ほう芽抑制剤の使用はそのひとつである。
しかし現在、このほう芽抑制剤に使われている「クロロプロファム」が問題となることもある。なぜならクロロプロファムは、日本ではもともと除草剤として登録されていた薬品だからだ。そのためヨーロッパのスーパーマーケットなどでは、「レジデューフリー(農薬残留量0)」の運動が盛んであり、その最大の標的となっているのが、このクロロプロファムである。
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