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ガーデニング(園芸)用語辞典

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  • 膨圧
    ぼうあつ

    膨圧とは、植物、菌類、細菌、細胞壁を持つ原生生物の細胞において、細胞膜を細胞壁に押し付ける圧力のこと。
    膨圧は、濃度の低い細胞の外側から、濃度の高い細胞の液胞内に水が浸透することによって起こる。植物の細胞は、この膨圧によって形を維持している。健康な植物の細胞は膨らんでいて、植物は膨圧によって硬さを保つことで、細胞だけでも立つことも可能である。
    この現象は細胞壁がない動物の細胞には見られない。そのため、動物細胞は収縮胞で常に水を汲み出しつづけるか、浸透圧が等しい細胞外液中で生活をする必要がある。
    また、植物の細胞を、より浸透圧の高い溶液の中におくと、細胞内の水分が環境中に流れ出てしまう。この状態を「原形質分離の状態」という。細胞膜が細胞壁から離れてしまい、植物が形を保っていられなくなるため、しおれる原因になる。

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