ガーデニング(園芸)用語辞典
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ヘゴ
へごヘゴとは、ヘゴ科の大型な木生シダ植物のことを意味する。世界の熱帯から亜熱帯に約800種類が分布していて、大きな物では高さが最大7〜8mにも達する。
一般に流通しているのは、奄美大島以南の南西諸島原産のヒカゲヘゴ。日陰を作るヘゴという意味から名前が付けられ、明るい場所に生育している。乾燥を嫌い、土だけでなく茎も乾かしてしまうと枯れてしまうため、注意が必要である。
また、ヘゴの茎は直立し、茎の先端にのみ葉が付いていて茎の部分は多数の不定根が分厚く重なって覆っている。そのため、この茎の部分は「ヘゴ材」として園芸利用され、ツル性の観葉植物の支柱、洋ランの植え込み材料などに使われる。それ以外にも植物体としてのヘゴも観葉植物として、鉢植えの姿で流通することもある。
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