ガーデニング(園芸)用語辞典
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閉鎖花
へいさか閉鎖花とは、開花しないうちに自家受粉をし、結実する花のことを意味している。通常は開花後に雌しべの柱頭へ雄しべの花粉を授粉することで受精に至るが、閉鎖花では花が開く前に閉じた花の中で自家受精する。このように開花前に自家受精することを「閉花受精(へいかじゅせい)」と言う。
閉鎖花は開花前に受精を終わらせているため、他の植物から受粉する「他家受粉」が起こらない。これはスミレやホトケノザ、カタバミ等に見られる現象である。閉鎖花として生長した花は結実するまで開花することはない。閉鎖花に対して、開花して受粉をする花のことを「開放花」と言う。カタバミやスミレ等、多くの植物は解放花と閉鎖花が同じ植物の株内に混在するが、センボンヤリは季節によって付ける花が異なり、春に開放花を、秋には閉鎖花を付ける。
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