ガーデニング(園芸)用語辞典
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冬芽
ふゆめ冬芽とは、冬に休眠状態である樹木などに付いた芽を意味する。植物が寒い冬など生育に適さない時期、一時的に成長を停止した状態で過ごすことを「休眠」と呼び、休眠状態の植物の芽を「休眠芽」と呼ぶ。
温帯以北に生えている多年生植物や樹木の多くは、夏から秋にかけて作られた冬芽の状態で冬を過ごす。冬芽は冬の寒さから身を守るために、「芽鱗(がりん)」と呼ばれる鱗状の葉で覆われ保護されている。また、この保護器官におおわれていない形状の冬芽もあり、これを「裸芽(らが)」と呼ぶ。
このように、冬芽には様々な形状の物がある。ツルツルした固い皮の芽鱗に覆われたサクラの冬芽や、芽鱗におおわれていない葉脈が見える状態の裸芽をもつアジサイの冬芽、長くやわらかい毛の芽鱗に覆われたモクレンの冬芽などがある。
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