ガーデニング(園芸)用語辞典
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踏込温床
ふみこみおんしょう踏込温床とは、ワラや落ち葉などを醸熱材料として発熱させることで床土を温める、伝統的な育苗床の作り方を意味する。電気や石油などのエネルギーを用いないことから自然に優しく、費用としても安価に温床を作ることができる。
一般的な作り方は、ワラや落ち葉などの材料に牛糞や鶏糞、米ぬかなどを加え、落ち葉を蹴るように足で踏み込んでいく方法である。すべての材料が混ざったら、さらに水を加えて踏み込みを繰り返すことで落ち葉やワラが発酵し、発熱するようになる。発熱に成功したら温度を測り、20〜30℃に落ち着くように数日かけて調整してから育苗を始める。
なお、踏込温床に用いた落ち葉などは、使用後に外に数年おいておくだけで腐葉土として再利用が可能である。
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