ガーデニング(園芸)用語辞典
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伏せ木
ふせぎ伏せ木とは、植物を増やすための方法「取り木」の種類のひとつを意味する。株元付近の土の中に伏せるように枝や茎の一部を曲げて埋め込み、発根したところで親株から切り離す方法。別名「圧条法(あつじょうほう)」、「曲げとり法」、「枝伏せ法」、「普通取り木法」などとも呼ばれる。発根を促すため、土に埋める取り木部分は「環状剥皮(かんじょうはくひ)」を行ない、形成層の部分まで完全に剥いた状態で埋めておく。
この伏せ木法は、根元から細い枝をたくさん出す「株立ち」の植物や、枝が地面を這う植物を増やす際に適している。しかし高取法など他の取り木法とは異なり、土の中に埋めることで発根を促すため、外から目で発根を確認することができない。親元から切り離す作業は焦らず、ゆっくり判断すると良い。
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